篠田節子

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【百年の恋】篠田節子

百年の恋
さえないフリーライターの真一は、ピンチヒッターで依頼されたインタビューの仕事で、
エリート銀行員・梨香子と出会い、プライベートで会う約束までしてしまう。
抜群の美貌と頭脳、にこやかで公正な梨香子。
有頂天の真一は、あっという間に梨香子との結婚になだれ込んでいった。


「百年の恋」は、これまた、あっという間に醒めてしまう。
梨香子の私生活は、凄まじくだらしなかった。腹を立て続けながら、家事をこなす真一。
まもなく、梨香子のお腹に赤ちゃんがいることが判明して…


真一は家事の能力があって稼ぐのはいまひとつ、梨香子は仕事は出来るが家事はからきし。
それで良しとするのは意外と難しい。世間のしがらみ以上に、自分が納得できない。
何度も喧嘩を繰り返しながら、それでも真一に一途な梨香子が可愛らしい。
でも、梨香子と暮らすのはキツイかな~。エリートの男性からも慕われつつも、
まっしぐらに真一をゲットした梨香子、本能のなせるわざでしょうか、流石です。
(2008.11月7日読了)

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  ありびり

2008年11月26日 10:12

おっ、「百年の恋」読みましたねー。
りかこさんに対しては、オンナの私でもちとムッとすることはあるのだけど、なんか可愛いオンナでもあるのよね。
でも、彼女と一緒に暮らすのは誰でもキツいかも。。。

  たこΩ

2008年11月27日 17:44

ありびりさん、「百年の恋」も面白かったです~
梨香子を「かわいい」と思わせるあたり、篠田氏の巧いところですよね。同情してしまう部分も色々ありましたが、、、ポットのお茶がらにカビとかね、逃げ出しちゃいそうです。。。

  ボッコンチーノ

2008年12月04日 14:45

読みましたぁV

1日でイッキに読んでしまいました。
その後が気になりますぅ~。

これを読むと男女の役割分担は案外自分のせいなのだと思いますね・・・
こっちがやるから、あっちはやらない!みたいな・・・
あっちがやらないのを気にしない、精神的強さが欲しいものです^^;

わがまま、万歳ってことね・・・

  たこΩ

2008年12月04日 17:03

ボッコンチーノさん、イッキ読みでしたか!
男女の役割分担、なぜこんなに根強いのって思う。
梨香子もしっかり稼いでいるんだから、堂々と家事を任せちゃえばいいのに…。
ちなみに、私は色々あった挙句に、かなり抜け出すことが出来ました。家は散らかりっ放しですが、掃除をしているときは「自分がやりたいから、やっている」と思えるので、まあ良し、としています。(^_^;;)

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from: 観・読・聴・験 備忘録
『百年の恋』

2010年01月17日

篠田節子 『百年の恋』(朝日文庫)、読了。キャリアウーマンと三低男の格差婚。このテーマ設定に興味新新だったのですが、なんともすんなり結婚出来て、子育て日記になっていったのでちょいと拍子抜けしました。
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【ゴサインタン】篠田節子

ゴサインタン
豪農の跡取り、結木輝和は40歳を前に、ネパール人の女性・カルバナを嫁として迎える。
妻となったカルバナを、外国語の名前では呼びにくいと、初恋の女性の名前で呼ぶ輝和。
カルバナは結木家での生活に馴染むことがないまま、次第に奇行が多くなり、
ついには、結木家のすべてを失わせていく。


輝和は、結木家をなくしたことで、ようやく自分と向き合えるようになる。
本当に自分が必要としているものを欲し、
結木家の本来の姿である「百姓」として、「再生」する。
鬱屈した生活から、何かを求めて転落する姿に、この前読んだ【聖域】がよぎり、
土に生きることで、神に近づいていく女性の姿に、【逃避行】のラストが彷彿させられた。
日本の農業、新興宗教、第三国への援助、、、様々なテーマが凝縮した、密度の濃い作品。
最後の最後でたどり着いたカルバナの笑顔に、やっと息がつけた。
(2008.10月9日読了)

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  ありびり

2008年10月31日 10:37

最後にはすがすがしさを感じられるよね。そこまではものすごく大変だけど。これもまた、自分はどうしたいんだろう?と考えさせれる一冊ですね。
聖域、ゴサインタン、ときたらぜひぜひ弥勒を読んでください。これはすごいぞ。もう読んだ?

  たこΩ

2008年11月01日 01:15

「逃避行」の妙子も、この本の輝和も、家を失くしたところが出発点。いっそ1年くらい漂白の旅に出てみるとか。どうだろう?
「弥勒」読もうと思ってました~!!!!
でも、篠田氏、重たいのが続いたので、ここらで軽めの「百年の恋」を先にしようかな、と。
彼女は結婚されているのでしょうか?妙子の生活とか、すごくリアルでしたよね。

  ありびり

2008年11月05日 11:57

「百年の恋」もかなり面白いですよぉ。「女たちのジハード」は読んだ?同じ類ですね。
「弥勒」などのおもーいのも書けるし、「イビス」みたいなちと怖い感じのもあるし、篠田節子さんは本当に幅が広いよね。
ご結婚はされていないと思うけど・・・かなり、リアルよね。

  たこΩ

2008年11月07日 16:39

「百年の恋」いっきに読んでしまいました。
梨香子のモンスターっぷりは、さすが篠田氏。
篠田作品は一貫したテーマがあるけれど、パニックありホラーありミステリーあり、しかも今回はコメディーっぽくもあり、飽きませんね~
ご結婚はされていないのですか… うーむ、すごい想像力!

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【逃避行】篠田節子

逃避行
郊外の一戸建てに、夫と娘と暮らす50代の主婦・妙子。
ある日、妙子の愛犬・ゴールデンレトリバーのポポが、隣の子どもを噛み殺してしまった。
犬を処分するよう、家族からも迫られる、妙子。
事件の原因は、ポポを虐め続けた隣の子どもにあり、
もともと臆病で優しいポポを妙子は見殺しにすることが出来ない。
ポポは、孤独な妙子の唯一の味方なのだ。
雪の降る夜、妙子はポポとともに、命がけの逃避行に出る。


主婦と主婦以外の人では、この本を読んでの感想が違ってくるんじゃないかと思った。
日常の中で少しずつ磨り減っていった挙句の妙子の姿は、他人事じゃない。
もし、あのまま毎日が過ぎていたら、妙子にとって、これほど不幸なことはなかっただろう。
ポポの居場所を探す逃避行が、妙子を自由にした。
私もそろそろ、色々考える時期にきているだろうと、いや、ほんとに考えさせられました。
最後はとても篠田氏らしく、人としての生き方や幸せを追求していきます。
(2008.10月7日読了)

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  ありびり

2008年10月29日 16:07

でたな!逃避行。
考えさせられるでしょー。他人事じゃないでしょー。
私はイヌのお話かぁと思って買ってしまい、イヌよりも自分事について考えさせられた。
主人公の彼女、結局、最後はあれで正解だよね。
溜め池で死んでいるおばあさんも、幸せな生き方だなぁ、と思ったわ。

  たこΩ

2008年10月30日 00:03

ありびりさん、こんばんは~
シカフの【聖域】のコメントで、ありびりさんがこの本を挙げていたので読んでみたのですよ。
家族がいるから孤独じゃないというのは安易なのかとか、やはり自分の幸せは自分で追求するもんだとか、ほんっとうに真剣に考えちゃいました。
私の幸せな生き方って、どんなんだろう??? 正解は???
ポポも最後に犬として幸せになれたよね。

  ありびり

2008年10月31日 10:26

そうそう!ポポも幸せな最後だったよねぇ。イヌらしく生きたって感じ。
彼女が死んで、ポポが最後に一緒に走り回って遊ぶシーン、何度も読んで何度も涙を流しました。。。今でも泣きそうよ。
篠田節子さんの本には本当に「やられる・・・」。今、「カノン」読んでます。

  たこΩ

2008年11月01日 01:06

ありびりさんもレトリバーを飼っているから、なおさら気持が入るよね。
うちのテリアも、やっぱり「イヌ」として生きられていないです。かといって、本能を発揮してネズミを狩られても困るし…。幸せだと思ってくれてるといいんだけれど。
「カノン」面白かったら、教えてね!

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【聖域】篠田節子

聖域
文芸誌の編集部に異動した実藤は、退職した編集者の机から、未完の原稿「聖域」を見つけた。
異様な力をもつ作品に魅入られ、完成を渇望するが、作者の水無川泉の行方は分からない。
関わったものを破滅へと向かわせる、水無川泉。手を引くよう、忠告を受ける実藤だが、
作品の舞台である東北の地へと、水無川を追っていく…


東北の地で受け継がれてきた独特の死生観。
行方不明の作家を追いながら、その不思議な世界へと入り込んでゆく。
どこかにあるに違いない、と思わせる「聖域」の描写が圧巻でした。
(2008.9月25日再読)


シカフの【聖域】のレビューはこちら

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【ハルモニア】篠田節子

ハルモニア

「あなたの手で、天才を育ててみない」 -
臨床心理士の深谷から、そう持ちかけられたチェロ奏者の東野秀行は、
音に対して並外れた感覚をもつ少女、由希と出会う。
人間的な感情とは遠い、残酷さをむきだしにした由希の性格。
そして、彼女の持つ特殊な能力…。
真の音楽性を追求しようと由希の能力にのめりこみながら、東野は壊れていく-。


ホラーです。
でも、怖ろしいのは、ホラーっぽく演出された部分ではなく、
臨床心理士・深谷や東野の、由希のもつ能力や存在に執着していく欲望の方。


大山尚利の【揺りかごの上で】も、
ホラーっぽいところより、赤ん坊との穏やかな幸福にのめり込む主人公が怖かった。


何かに執着する人間より、怖いものはないってことか。 (2008.9月17日読了)

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