
『神無月だ。出番だよ、先生』
教師として赴任した奈良で、いきなり鹿から話しかけられる「先生」。
古代大和の歴史が絡んだファンタジー、一風変わった学園小説としても楽しめます。
ドラマでは、綾瀬はるかが「藤原先生」として、いい味を出していましたが、
原作では、「豆顔」の男性。 かりんとう好きは同様で、しかも小説の「かりんとう」は、
藤原先生の奥さんの手作り。 家で作れるんですね…!
一見ハチャメチャなコメディタッチの流れですが、
言葉を話す鹿の謎、大和時代から受け継がれる「目」など、しっかりした設定。
「卑弥呼」の存在にこだわり続ける「リチャード」など、人物の描写も確かです。
ドラマを先に見て、内容を知ってから読みましたが、充分に楽しめました。
(2008.8月20日読了)
【2008夏 奈良旅行記】
京都で森見登美彦めぐりをした次の日は、奈良に行きました。
修学旅行みたいですが、息子が「鹿男」のファンで、どーしても鹿が見たいと…
奈良の鹿は、悠々としていました。土産店の中にも平気で入っていっちゃったり。
ぼんやりしていると、話しかけられてしまいそうです。


ちょうど出産シーズンを終えたところで、小さな赤ちゃん鹿も。 うう、かわゆい。
右は春日大社で。出産を控えた雌鹿が、囲いに入り込んで、おみくじを食べています。
奈良では、やはり鹿は神の使いなのか、タブーはないようです。
作中に出てくる「黒塚古墳展示館」にも行ってみました。


なるほど、ここに隠せば三角縁神獣鏡も見つかりにくい。(これはドラマでのストーリー)


展示館の横には「黒塚山古墳」があります。
登って、なだらかな山並みを見渡すと、卑弥呼の時代につながる場所なのだと感じます。
次の日は一日かけて、興福寺・大仏殿・二月堂・春日大社などまわりました。
奈良は、京都と比べて、お寺や仏像も、どっしりとしています。
「古代」という時代を、しっかり抱えているからでしょうか。

ホテルで、ドラマ「鹿男あをによし」のロケ地を紹介するパンフレットをもらいました。
でも、あんまり回れなかったんですよね… 残念。。。
