
この鳥居は、必ず右足からまたぐべし。左足からまたぐことを固く禁ず。
本神社の境内には、必ず右足から入るべし。左足から入ることを固く禁ず。
出る場合も、必ず右から出るべし。左足から出ることを固く禁ず。
装束を左前に着たアルバイトの巫女、鳥居を左足からまたいだランナー、左回りで
帰りを急いだ巡回バスの運転手、比陀理町で変死や事故死が続いていた。そして
例大祭の夜。比陀理媛に扮した巫女が変死し、猶予のない事態を悟った者たちは、
百年毎の友垣を築くことを決定した。血塗られた町の歴史が新たな惨劇を呼ぶ。
【すきま】 にも登場した聖域修復師・八神宇鏡のシリーズに、なるのでしょうか。
共にスプラッターあり、破壊と壊滅で終焉し、修復師の出演率は低いのです。
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ホラー作家・倉阪鬼一郎は、美人編集者・宇野あずさからの依頼で「作者の内部の空洞が
読者に憑依するような作品」の執筆を始めた。そして、自分の小学生時代の記憶が極端に
曖昧であることに気付く。記憶のブランクを追う倉阪は、小学生時代に住み、今やゴースト
タウンと化した《伊賀新宇宙ニュータウン》に向かう。まるで、何かに導かれるように・・・・
倉阪氏がSF?を書くとこうなるのか・・・個人的にはエグいホラーが好きですが。倉阪氏は、
時に、こんなバカミスを書かれますね。ご本人も公言されておりまから、好きなのでしょうか。
作中作に配した仕掛け。後方の見開き頁は、目が眩みます。 (@◇@)
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表題作を含む13編。倉阪氏2冊目の怪奇短編集。
【活字狂想曲】連載中の92年に出版。 現在、販売の取り扱いなし。
日常の裂け目から怪奇が滲み出す話から、
後半にいたっては裂け目がどんどん広がり、ついには破滅が宇宙を呑み込んでしまう。
シカフのレビューでも書かれていましたが、徹底的に破壊しつくす…、
これが倉阪ワールド?
かなりマニアックな怪奇の世界に、脳髄にヌラヌラした蛸状の怪物が絡みつくような、
なんともいえない気分になれます。
■収録作品
鬼祭/絶句/階段/人文字/幻小路/地球儀/怪奇十三夜
夢でない夢/人肉遁走曲/禿頭回旋曲/七人の怪奇者/異界への就職/猟奇者ふたたび
(2008.11月25日読了)
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「袋小路と笑わば笑え。これも新本格だ!」 作者のことばより
地名と同じ姓を冠する、名家の四神家が所有する金赤館。
商才めざましく、一代で財を成した花輪家が所有する銀青館。
銀青館に招待された、ミステリー作家の屋形。嵐の夜、銀青館・館主の部屋で
起きた密室殺人と連鎖する不可能殺人。一方、金赤館では凄惨な連続殺人の
幕が切って落とされた。屈辱を、憎悪に。憎悪を、殺意に。殺意を、行動に。
嵐の夜、運命の刻、闇の中で何かが交錯する。
探偵が謎を解き、事件が解決される。ミステリにおいては当然とも言える
展開が倉阪作品で読めるとは、感動です。そう、これも新本格なのです。
作品中にも伏線がありますが、バカミス作家の存在そのものが伏線であり
ブラックジョーク(多分)であり、笑えます。二度読みすべき。
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三十路を迎えた紅姫が自ら命を絶ち紅の鳥となった、紅姫伝説の森。
生活を営んでいた紅理教の信者が集団自殺を遂げた、惨劇の森。
その森を裏手に建つ外科と精神科のみの皿沼病院で、精神科病棟に
収容されていた院長の娘・紅が三十歳の誕生日に密室で刺殺される。
彼女の遺した小説は何を語る?奇怪な連続殺人の幕が開いた。
ちゃんと刑事が出てきて捜査している、倉阪鬼一郎小説を初めて読みました。
探偵が出てきても、すぐに死んでしまうか他が全て死んでしまうかの小説しか
ないのかと思っていたので、意外や意外。読みやすいと言えば、読みやすい。
猫耳患者と思いきや、病院スタッフの猫見ミーナちゃん。この子は、ゴースト
ハンターシリーズに途中出場した子でしょうか。倉阪作品、リンク頻度高し。
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