佐々木譲

殺気だった男が目立つ歌舞伎町のある夜、郷田は店にメイリンと名乗る女を匿った。 一方、軍司刑事のもとに、戸井田組組長が重症を負い緊急手術中との連絡が入る。 戸井田組、警察ともに、被疑者は歌舞伎町内にいると推測、包囲網を張る。郷田は 二重の包囲網を突破し、メイリンを無事に逃がすことが出来るのか? 追う側と追われる側の歌舞伎町のある夜です …続きを読む
シカフ
(2011年5月31日)

非合法の組織に追われる原口は、台風の近付く沖縄に辿り着いた。追っ手から 逃れるために選んだホテルには、かつて愛し合った順子がいた。順子は、別れも 告げずに自分から去った原口に傷ついていたが、台風の直撃、原口に迫る危険、 緊迫した事態の中で、二人の未来が再び交錯する。 こう始まる話はこう終わる。そんな定石を裏切らず、始まりから終わりま …続きを読む
シカフ
(2010年11月 2日)

オージー好みの村/廃墟に乞う/兄の想い/消えた娘/博労沢の殺人/復帰する朝 道警本部刑事部の仙堂は3年前に起きた事件の精神的後遺症のため、 1年近く療養生活を続けている。 仕事の一切を休み、月に一度の心療内科での診察のほか、暇をもてあましている。 回復の兆しを見せてはいても、発作の再発が気にかかる仙堂だが、 事件の相談をもちかけられ …続きを読む
たこΩ
(2010年5月 3日)

ロシア人の出稼ぎ娼婦が、六本木のヤクザの組長に殺された。 その報復のためにロシアン・マフィアが送り込んだスナイパー、ターニャ・クリヤカワ。 旅行代理店の関口は、何も知らずに彼女をアテンドするはめになる。 組長を狙撃したターニャは、関口を巻き込んで、逃走。 ふたりを執拗に追いかける、ヤクザの子分・藤倉。 抗争を収めるため、事件を追う警 …続きを読む
たこΩ
(2010年4月10日)

道警の不祥事を受けた大移動で、札幌の刑事課から十勝平野の小さな町の駐在所に移動となった川久保巡査。 逸脱 / 遺恨 / 割れガラス / 感知器  / 仮装祭 五つの短編の中で起こる、それぞれの事件。 表面上はのどかで平和な田舎町の隠された姿を、元刑事の勘が探り当ててゆく。 次第にハードになってゆく田舎町の事件。そのなかで、ホロリとさ …続きを読む
たこΩ
(2010年2月14日)

春を目の前にした3月。十勝平野の小さな町。午後からの爆弾低気圧到来の予報。 その朝、志茂別町駐在所勤務の川久保巡査部長に、町外れで遺体発見との一報が入る。 そして天候の悪化とともに、次々と発生する事件。 暴力団組長宅を襲った2人の強盗、不倫中のカップル、会社の金を横領した男、家出少女、、、 あらゆるものが雪に閉ざされていき、町外れの …続きを読む
たこΩ
(2010年2月 2日)

昭和二十一年、野崎と寺久保は共に取り組んだ富士製鉄室蘭工場のストライキの 同時期に男の子を授かった。それから三十年後、それぞれの息子が初めて出会う。 寺久保は初当選した社会党の国会議員として、野崎はその第一秘書として――。 父親の急死での身代わり立候補で初当選した寺久保にとって、裏選対を仕切った 野崎は党から押し付けられた秘書だった …続きを読む
シカフ
(2009年11月12日)

潜水士の宇佐美は友人の赤嶺に誘われ、太平洋戦争中に島の沖に沈んだ 戦闘機の引き揚げのために、赤道直下の小国・ポーレア共和国に入国した。 しかし、ポーレア共和国は大統領が国際会議出席のため不在、大統領派と 反大統領派の対立が、臨界点に達しつつあった。空港から紛れたケースに、 受信した暗号文のようなファクシミリ。不審が続く中、赤嶺が殺さ …続きを読む
シカフ
(2009年8月29日)

幻想的な画風の画家・守谷順一と素人芝居の舞台女優・・久美は、北海道の小さな 町に移住した。二人は、隣人で古くからのその地の地主であり、果樹園を営んでいる 円城夫婦と知り合い、守谷は夫人に、久美は円城にとひかれ、二組の夫婦は次第に 関係を深めていく。一方、円城のコテージの撮影を煩く頼み込んでいた写真家の死、 少女の失踪、森から聞こえる …続きを読む
シカフ
(2009年8月16日)

1986年。仕事で西ベルリンに在住していた神埼哲夫は、自分が関わった貿易が 対共産圏輸出統制委員会(ココム)規則違反にふれたとして、日本で問題となって いることを知る。神崎は仲介をした貿易業者に電話をするが、業者は殺されており 神崎自身も狙撃される。神崎は、自分が罠にはめられたことを知り東ベルリンへと 逃亡、消息を絶つ。そして5年、 …続きを読む
シカフ
(2009年8月 9日)

イタリアが降伏し、ベルリンも陥落した第二次世界大戦末期。スウェーデンに駐在する 海軍武官・大和田士郎は、日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。その 情報を軍上層部に伝えるべく、大和田は二人の密使を送り出した。直後、自らも暗号 文を送るため電報局に向かう途中、事故に遭い電文は奪われた。大和田の命は? 二人の密使は、情報を日本 …続きを読む
シカフ
(2009年7月26日)

義勇兵として戦ったスペイン戦争で革命に幻滅した日系米国人・賢一郎は、日本海軍の 動向探察のために、昭和十六年、東京に潜入した。仲間の命と引き換えに得た情報は、 米国海軍基地の奇襲攻撃計画だった。攻撃地と日時を特定するためには、最終の集結 地で待ち構えるしかない。激烈な諜報戦を繰り広げ、賢一郎は択捉島に向かう。 太平洋戦争に取材した三 …続きを読む
シカフ
(2009年7月15日)

昭和十五年、日本でも極秘で開発された戦闘機を二機、ライセンス生産の試験用に ベルリンに送って欲しい。結ばれたばかりの日独伊三国同盟を盾に、ドイツは日本に 要求してきた。ルートはインド横断。二千キロ毎の給油地を敵地に確保した十一月末、 安藤と乾の操縦する二機の零式艦上戦闘機は、困難な空路に飛び立った。 最終的には遂行されるのとわかって …続きを読む
シカフ
(2009年7月12日)

【笑う警官】に続く、道警シリーズ第二弾。 郡司事件の後に、徹底的な組織浄化がはかられたはずの北海道道警察本部と 大通り署の生活安全部に特別監査が入った。理由は、警察と暴力団との癒着が ほのめかされた、国際的な人権擁護団体の発表や外国系週刊誌の記事だった。 監察官の藤川に捜査協力を依頼された津久井は、藤川と共に人身売買に関する 事件 …続きを読む
シカフ
(2009年1月 4日)

札幌市内のアパートで発見された女性の死体は、北海道警察本部の水村朝美巡査と 判明した。交友関係が洗われた結果、被疑者は交際相手で同じ本部に所属する津久井 巡査部長と断定、射殺命令が出された。捜査から外された所轄署の佐伯広一警部補は、 かつて、おとり捜査で組んだ津久井の潔白を証明するため、有志達と共に捜査を始める。 津久井は道警本部の …続きを読む
シカフ
(2008年12月31日)

戦後の混乱期、生活のために警察官となった安城忠雄。 しかし望んでいた駐在所勤務がかなって間もなく、忠雄は謎の死を遂げる。 父の背を追うように警察官となった息子の民雄、その息子和也の3代にわたる警察官の物語。 戦後の混乱期から、60年代の赤軍派の闘争、現在の企業犯罪に至るまで、 犯罪の質が変化していく中で、それを追う人間の内面を描いて …続きを読む
たこΩ
(2008年8月 5日)

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