カナリアの囁く街から二年。東北の地方を牛耳る華北グループのドン・華岡が死んだ。 薩摩特別行動班、矢野、仮屋、天羽の三人にとっては未解決事件の中心人物だった。 地検検事の天羽は収賄の事情聴取のため東北へ向かうが、途中、証人である華岡の 愛人と警視正・矢野の乗ったヘリが蔵王山中で遭難したと知る。天羽と、東京で遭難を 知った防衛庁に出向中 …続きを読む
大石英司
北海道四市・要中学校の美術部の生徒が、顧問の教師と共に山中で行方不明になった。 その三日後、保護された教師の腹部が突然破裂、出現した奇怪な生物は山中に逃げる。 数ヵ月後、《それ》が四市の民家を襲い、やがて《ゼウス》と名付けられた化物は、大群と なって都市部を襲撃する。だが、それは世界の各地でも同様に起きていた。 バイオ・ミステリーだ …続きを読む
検察庁が震撼した七日間 ある月曜日、警察庁警備局長が駅のホームで事故死した。内閣情報調査・矢野警視正に 遺書と論文を託して。彼は、頻発していた富裕階級へのテロ事件が、同封した論文に端を 発していると書いていた。矢野は事件を壊滅するため、かつて共に理想を掲げた薩摩特別 行動班、大蔵官僚・仮屋と東京地検特捜部・天羽検事を召集した。 話が …続きを読む
陸上自衛隊化学学校に出向中の医師であり、ウイルス学者でもある笹栗は、洞窟に 密封された旧石器時代と推測される複数の遺体の調査に借り出された。その数日後 北海道の人里離れた村で致死率100%の伝染病が発症する。現地に飛んだ笹栗は、 この原因ウイルスと洞窟の遺体から回収されたウイルスとは同一であり、人体実験で あることを推測した。この疫 …続きを読む
ある夜、自衛官が猟銃を乱射し、射殺された。妙な事件が相次ぐ、そんな時期だった。 陸上自衛隊特殊部隊「サイレント・コア」に所属する御堂走馬は、久しぶりに帰った故郷で 野犬の群れに襲われた中学生たちと出会う。共に廃校に立て籠もるが、野犬は増え続け、 日も暮れ始める。一方、街から銃声が響き、火の手が上がる。謎の感染症の正体は? 【神はサイ …続きを読む
10年前に消息を絶った報和航空402便YS‐11機が、突如、羽田空港に帰還した。 羽田で待ち受けていたのは、402便遺族会会長の甲斐、報和航空で402便の遺族 ケアを担当している黛、そして、物理学者の加藤だった。乗客は、10年前と変わらぬ 姿で家族との再会を喜ぶ。だが、402便の帰還を予測した加藤の理論では、彼らに 残された時間は僅 …続きを読む



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