【大鬼神】 倉阪鬼一郎

大鬼神

平成陰陽師 国防指令


霊的国防のため宮内庁に身を置く陰陽師・中橋空斎の筮竹が砕け散った。来年、途方もない
災厄が日本に降りかかる。方角は、西。来るべき時に備えるが、邪悪なものは姿を見せない。
一方、中橋の親友で若手ホラー作家の神山は、丹後の十三塚から出土した亀の甲羅の謎を
追う。亀は吉祥であると一般には言われている。なぜ都に献上せず分割して埋められたのか。
現地を訪れた神山は、中橋の持つ図面と十三塚の符合に気付くが、その身に危険が迫る。


氏、初めての伝奇小説は構想四年、執筆二年という気合の入りようです。彫りが深く、才能
溢れる青年ヴァイオリニストを彷彿とさせる中橋と、Vシネマの準主役くらいは務まりそうな
神山が飲んでいると、性格俳優協会の打ち合わせのようだそうです。他の某シリーズでは
主人公は一作毎にボロボロですが、こちらはそこそこ。やはり美形のDNAは強いのですね。

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