呪眼連鎖
北海道郊外にある北見刑務所の四番保護房で、一ヶ月の間に二名の受刑者が死亡した。
弁護士の伊崎はその保護房を視察し、軍人の抜き身のサーベルが自分に振り下ろされる
幻覚を見る。逃げるように帰った伊崎だったが、右の視界に浮かぶ影が徐々に大きくなり、
北見刑務所から、四番保護房に関わった刑務官にも同様の症状が出ていると連絡が入る。
伊崎は原因究明のため、明治維新後の北海道開拓の歴史に着目するが・・・・・。
「呪いの連鎖極北版」と一言でいってしまうのは乱暴でしょうか。ある出来事を機に呪いが
発動し、解釈の違いからそれを拡大させてしまった主人公たちが終結のため駆け回ります。
理不尽に受ける呪いの恐怖、軸となる謎解きの捻りにもユーモアを加え美味しい味付けと
なっております。第6回「このミス」大賞優秀賞を受賞、文庫化に伴い改題された作品です。
筆者は内科医師とのこと。最近、お医者さんの作家さんが増えているのでしょうか?
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