【つばくろ越え】志水辰夫

つばくろ越え
江戸時代、流通が発達するにつれ、
従来の中継しながら物品を届ける飛脚のなかに、
密書、大金を運ぶ「通し飛脚」が登場した。
通し飛脚は、長距離を速く走り抜く足を持つことはもちろんのこと、
荷物を狙われることも多かったため、抜け目のなさも要求された。


つばくろ越え/出直し街道/ながい道草/彼岸の旅


4つの物語に登場する通し飛脚の仙造、元締めの勝五郎など、、、
いずれも人にいえない過去を持つ、ヒトクセある男たちである。
彼らが請け負う荷物もまた、ヒトクセフタクセあったりする。


ときに情が絡んで世話を焼くこともあるが、甘くない男の世界。
ちょっと甘い顔を見せるとコレかい、と思わせる「つばくろ越え」のラストにニヤリとしてしまいました。
(2009.2月24日読了)

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