両親が互いに殺し合った過去を持つ兄妹、征人と木実。二人はその過去ゆえに離れて
暮らし、家族を求めながらも恐れていた。だが、木実から近く結婚するという手紙が届く。
木実の結婚を喜ぶ征人であったが、木実は結婚を前に、婚約者も共に突然失踪する。
木実を捜すため、征人は決して戻ることのなかった故郷に向かう。
変わらずの一人称で、物語が語られていきます。こんな探偵モノが一人称で語られて
しかも、無理のないものを初めて読みました。勿論、個人的にですが。征人が木実を
探すために故郷に戻ることで過去が回想され、彼が抱える過去の闇の真相が最後に
明らかになります。でも、それにより重くなることはなく、読後感は爽やかです。
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小路幸也
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