どこまでも見通せる健一、すべての匂いを嗅ぎ分ける麻里安、あらゆる音を拾う隼人は、
赤い風船が運んできた手紙を受け取った。それは、限界集落に住む少女・舞が、文通を
求めるものだった。偶然にも東京に住む三人は集い、舞に会いに行くことを決める。だが、
大人の理不尽な事情に翻弄され、失踪事件までもが彼らを襲う。
舞、健一、麻里安、隼人のそれぞれの一人称で話が進みます。出会い、友情が芽生え、
親の事情に振り回され、「大人は勝手だ、子供は無力だ」と嘆きながらも諦めない三人に
手を貸す大人も現れ、物語は一気にクライマックスへ。ゴール前の選手を応援したくなる
ような臨場感があり、大人はこう子供を見守るべきという参考書だと感じる一冊です。
リンク情報;
健一の叔父・ユウジは、【空を見上げる古い歌を口ずさむ】 や 【高く遠く空へ歌ううた】 の
pulp-town fiction シリーズの"ユウジ"と同一人物、なのでしょうか。背景が違うような。
主人公の名前に、〇一のように最後に一が付くのも気になります。
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小路幸也
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