
西日本一帯を制覇した豊臣秀吉が、その勢いをかって小田原の北条氏制圧に乗り出した。
現在の埼玉にあった忍城も、この戦いに巻き込まれてしまう。 忍城は、戦乱にもまれ続けてきた小規模な城。 その城が、たった500騎の兵力で、石田三成率いる25000の軍隊を迎え撃つこととなってしまった。
圧倒的な軍事力の差、いったいどうやって戦うのか。
地勢を活かし、心理戦にもちこみ、あらゆる隙を狙って、大軍勢を混乱させてゆく忍城の大将たち。 わくわくさせられる戦国記。
忍城方の総大将は、残念なくらい不器用な大男、のぼう様。
「のぼう」とは「でくのぼう」の略。百姓にいたるまで「のぼう様」と呼んでいる。
このちょっと得体のしれない「のぼう様」をたてて、自信満々血気盛んな家臣たち、百姓までが意気軒昂と戦いにのぞむ。
活き活きした人物たちの活躍が、あっぱれで、爽快。
この話、しっかりと検証された史実。 こんな合戦があったことにびっくり。
(2009.11月7日読了)
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和田竜
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