
1989年から2002年にかけて起きた、気象を原因とした7件の遭難事件を、取材によって再構成している。 突風、落雷、暴風雨、暴風雪など。
特に印象に残ったのは、1989年夏に北海道・トムラウシ山で起きた、暴風雨によるもの。 今年7月に起った登山ツアーでの遭難事故と、同じ季節・同じルート上での遭難事故であり、死亡原因も低体温症によるもの、と類似点が多い。 また、どちらも、前日からの山行で体調を崩していた人がいたことが、大きかったように思われる。
類似点が多いだけに、前回の事故をふまえていれば、今年の事故は防げただろうに、と考えてしまう。
ベテランの事故は、主に冬山だったけれど、中級〜初心者は、夏・秋。
いい季節だと思っていたら、天候が一変。 そこで諦めて登らないことが重要だろうと、つくづく思う。 人間は山に勝てないんだし。
(2009.9月26日読了)
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