【夜にその名を呼べば】 佐々木譲

夜にその名を呼べば


1986年。仕事で西ベルリンに在住していた神埼哲夫は、自分が関わった貿易が
対共産圏輸出統制委員会(ココム)規則違反にふれたとして、日本で問題となって
いることを知る。神崎は仲介をした貿易業者に電話をするが、業者は殺されており
神崎自身も狙撃される。神崎は、自分が罠にはめられたことを知り東ベルリンへと
逃亡、消息を絶つ。そして5年、事件の関係者は雨の小樽へと招き寄せられた。


本の解説を読み、親会社に神崎が捨て駒にされる+服役=復讐。こんな図式が
出来上がりました。が、え?業者射殺されちゃうの?神崎狙撃されちゃうの?と
予想外の過激な展開。なるほど、東ベルリンに亡命してしまうワケだ。と、納得。
過激な展開ですが、全体に重く乾いていて、最後も好きな終わり方でした。

関連記事 : 佐々木譲
comment

コメントする

trackback

トラックバックURL:  http://kalapanic.com/2010mt/mt-tb.cgi/4223