【牙のある時間】 佐々木譲

牙のある時間


幻想的な画風の画家・守谷順一と素人芝居の舞台女優・・久美は、北海道の小さな
町に移住した。二人は、隣人で古くからのその地の地主であり、果樹園を営んでいる
円城夫婦と知り合い、守谷は夫人に、久美は円城にとひかれ、二組の夫婦は次第に
関係を深めていく。一方、円城のコテージの撮影を煩く頼み込んでいた写真家の死、
少女の失踪、森から聞こえる狼の叫びに、いつしか守谷は円城と狼を重ねていく。


守谷と久美の二つの視点から、全く反対の視点で話が進んでいきます。その結果、
事件の解釈や真相が真逆で、はたしてどちらが真相か。“狼をめぐる恐怖をテーマに
二重視点で描くホラーミステリー”とあったのですが、ホラーは感じられませんでした。

関連記事 : 佐々木譲
comment

コメントする

trackback

トラックバックURL:  http://kalapanic.com/2010mt/mt-tb.cgi/4221