【ストックホルムの密使】 佐々木譲

ストックホルムの密使(上) ストックホルムの密使(下)


イタリアが降伏し、ベルリンも陥落した第二次世界大戦末期。スウェーデンに駐在する
海軍武官・大和田士郎は、日本にとどめを刺す連合国側の極秘情報を入手した。その
情報を軍上層部に伝えるべく、大和田は二人の密使を送り出した。直後、自らも暗号
文を送るため電報局に向かう途中、事故に遭い電文は奪われた。大和田の命は?
二人の密使は、情報を日本に伝えることが出来るのか?


【ベルリン飛行指令】 【エトロフ発緊急電】 に続く、第二次世界大戦秘話三部作の完結
篇です。情報は同じでも、国や立場の違いでまるで違う意味を持つもの。情報合戦は
相変わらずのドロドロですが、前作より暗さがないのは密使の一人、森四郎の性格の
明るさでしょうか。安藤大尉や山脇書記官も登場し、物語を広げています。山脇書記
官が随分と硬派になっていて、この三部作は山脇書記官の成長記かと思われるほど。

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