【フィッシュストーリー】伊坂幸太郎

フィッシュストーリー
深夜の動物園、檻の前で眠る男。彼がそこにいる間、動物園には不思議な活力が漲る
/動物園のエンジン

行方不明の男の捜索依頼を受けた黒澤が、仙台南郊の僻村に赴く。
その村には、形骸化した人身御供の風習が残されており… /サクリファイス

売れないパンクバンド「逆鱗」の最後の曲の、謎めいた無音の部分。
奇妙な偶然から、世界を救うことになった、その曲をめぐる物語/フィッシュストーリー

定職に就くことなく、飄々と空き巣で生計をたてる今村。
プロ野球選手のマンションに忍び込んだ今村は、、、 /ポテチ


4つの短編からなる一冊。
【動物園のエンジン】、ひとりぼっちになったシンリンオオカミの独白、
無職のまま動物園で夜を明かす男のあてのなさが、個人的には割と好きです。


【ポテチ】の今村は、【ラッシュライフ】のなかで、自力で重力の存在を証明し、
ここでは、「ピタゴラスの定理」、さらにスゴそうな発見に至ろうとしている。
学校の授業は聞いていなかったらしく、予備知識も常識も、もっていない。
あてもなく世渡りをしているのだが、じつは、とてつもない天才なのか…
ぜひ、今村の話の続きを読ませてほしい。
(2009.6月26日読了)


リンク情報
動物園のエンジン:河原崎、伊藤(2人とも主人公の大学の同窓生)
サクリファイス:黒澤、佐々岡(画商はおそらく…)
フィッシュストーリー:老夫婦
ポテチ:黒澤、中村(今村の親分)、泉水、大西若葉(地面に伝わる音を聞くのが好きな若葉といえば…)


シカフの【フィッシュストーリー】のレビューはこちら→

関連記事 : 伊坂幸太郎
comment

コメントする

trackback

トラックバックURL:  http://kalapanic.com/2010mt/mt-tb.cgi/4233