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【贄の夜会】 香納諒一


贄の夜会(上) 贄の夜会(下)


キリスト教会で遺体が発見された。警視庁捜査一課強行班の刑事である大河内茂雄は、
現場に向かう。後頭部をひどく打ちつけられた一体と、祭壇の後ろで両手を切り取られた
一体。二人は《犯罪被害者家族の集い》に参加し、夕食を共にした後に殺害されていた。
調査に当たる大河内は、《集い》に参加していた中条弁護士が、少年の頃に猟奇殺人を
犯していたこと知り驚愕する。更に、大河内が挙動に不審を感じた、被害者の一人である
目取真南美の夫・渉が、妻の遺体を確認後、指紋や写真などの自身の痕跡を自宅から
全て消し去り失踪した。猟奇的殺人者、狙撃者、刑事の三つ巴の闘いの結末は?


香納氏は久しぶりです。薄くない文庫本が上下二冊、しかも仕事がちょっと忙しいという
悪条件でも気にならず、本を開けばいつでも引き込まれてしまいます。占領下の沖縄の
悲劇や警察内部の腐敗を猟奇殺人にからめて、読み応え十分でした。

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