【女殺油地獄】片岡仁左衛門一世一代

大阪の油屋の息子・与兵衛は、放蕩をつくし、家を勘当された挙げ句、
金貸しから、返すあてもない二百匁(約20万円*)の金を借りる。
借金の日限に責められ、困り果てた与兵衛は、顔なじみの油屋仲間の店に金の無心に行くが、
ひとり留守番をしていた、妻女のお吉に断られる。
明日までに返せなければ、返済額は一貫目(約100万円以上*)となる約束。
今まで何くれと面倒を見てくれたお吉も、今はあてにならない…
夜も更け、じりじりと追いつめられてゆく与兵衛は…
近松の代表作のひとつとして、有名なこのストーリー。
油にまみれながら、のたうちまわり、お吉を刺し殺すシーンは圧巻です。
この話には、元ネタとなった事件があったそうですが、
よくこんなシーンを考えたものだと感心します。
それに、この与兵衛の性格、【狂いの構造】に出てきたような。
思考を停止させたまま、モラルの敷居をどんどん低くし、
最後はとんでもない理屈で現状打破をはかるという、春日センセの分析そのまま。
先日、歌舞伎座で、与兵衛役・片岡仁左衛門で観てまいりました。
一世一代ということで、仁左衛門が、この与兵衛を演じるのは、今回まで。
すらりとカッコよく、茶目っ気もある青年が、狂気の狭間に落ちていく、、、
さいごは、まるで幽霊がそこにいるかのようでした。。。 取り憑かれてましたね。
仁左衛門さんの与兵衛は、これが最後。 ああ、夢でいいから、もう一度見たい。
*当時の銀の相場はかなり複雑で、あまり自信がありません。目安として見てください。
comment
やっぴー
2009年06月30日 02:21
先日は、楽しかったですねえ。
ホント、ニザさんステキでした。
はぅ〜、あれからもう10日くらい経ったなんて…。
たこΩ
2009年06月30日 23:31
やっぴーさん、先日はありがとうございました〜!!
ニザさま、真横でしたものね。。。 頭の中で何度もフラッシュバックしています。
残念ながら、まだ夢には出てこないのです。お待ちしているのに!
なぜか、あの日までノーマークだった魁春さんも、フラッシュバック!
自分でも気づかないうちに、お気に入りになっているの…かな〜???
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