
『胸の谷間にライターをはさんだバニーガールを追いかけて』… 夢から覚めると、
幕末以来下界との往来を拒んだ、仙台沖に浮かぶ「萩島」の、アパートの一室。
未来を見通すカカシの優午をはじめ、奇妙な人物ばかりが登場する。
これは、ルイス・キャロルのアリスの仙台版???
今夢中になって読んでいる伊坂幸太郎のデビュー作。
荒唐無稽な島の住人たちのストーリーが、「孤島」という設定が効いているためか、
意外と違和感なく読めてしまう。
果たして、カカシの優午は、本当に何もかも知り尽くして喋っていたのだろうか。
それとも、孤島の住人たちの幻に過ぎなかったのだろうか…。
「仙台」という現実と、行きつ戻りつしながら、不思議な謎解きを楽しませてくれる。
(2009.6月18日読了)
シカフの【オーデュボンの祈り】のレビューはこちら→
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