妻を殺した男が、鈴木の目の前で車に轢かれる。「押し屋」と呼ばれる殺し屋の
仕業だった。復讐の横取りをされた鈴木は彼の後を追う。一方、自殺を強要する
能力を持つ自殺専門の鯨、ナイフ使いの蝉もそれぞれの事情で「押し屋」を追う。
大倉崇裕氏の【無法地帯】を思わせるような、非合法業界追っかけストーリーです。
妻の復讐のために、ちょっとダークな業界に潜り込んだ元教師の鈴木。当然ですが
非合法業界の方々に翻弄されっぱなし。時にそれにイラっときたり、「押し屋」の槿は
【オーデュボンの祈り】の桜に似ているなぁと思ったり、一味違ったリンク感を味わえ
ました。伊坂氏が多く作品に引用する、「神さまのレシピ」も健在です。
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伊坂幸太郎
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伊坂幸太郎の書く、登場人物が好き。
ドストエフスキー「罪と罰」だけを繰り返し読んでる、とか
ストイックに歪んだ感じが、いいんだよね。
魅力的な登場人物は、小説を読み進むための大事な要素だよねー。
私にとってのツートップは黒澤と伊藤なんだけれど、この作品では蝉かな。
あの軽さがいい。岩西との掛け合いが、子供のケンカみたいで好きw