
国内トップの帝華大医学部の産婦人科医、
人工授精のエキスパートである曾根崎理恵をめぐって、
不妊治療・代理母・医師の不足などなど、現在の産婦人科が抱える問題を描く。
産婦人科がテーマということで、曾野綾子【神の汚れた手】を思い出しました。
その当時より不妊治療が発達し、出産にからむ問題は、さらに混迷しているようです。
しかも、産婦人科がどんどん潰れている…うーん、これからどうなっちゃうんでしょう。
人工授精、代理母など、すでに人間の手にあまる問題なんじゃないかと思いますが、
遺伝子は己の生き残りかけて生命体を操作するらしいですから、
もしかしたら、これが人類の遺伝子を残す道なのかも?
(2009.3月17日読了)
シカフの【ジーン・ワルツ】レビューはこちら→
結末の白黒、この半年で起きたことを考えると「アリ」かと思わされますな。
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海堂尊
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この本、前半はかなり重苦しい感じじゃないですか?
海堂さんらしいテンポの良さみたいなものが感じられなくてちょっと苦労しましたが、後半はどーーっときますよね。
ここから「ひかりの剣」に続く(時間は遡ることになるわけですけど)、と。
それにしても、ついこのあいだまでは「医師余り」だったと思うのに、今や「医師不足」の話ばかり。
メタボ検診よりも、することは多そうですよね、厚労省。
そうですねー、前半、他の海堂作品と比べて重かったかも。
東城大学のお騒がせな面々が出てこなかったせい?
医師不足、医師全体というより、小児科産婦人科が極端に減っている印象が…
おそらく海堂氏が言っているように、政策でつまずいてしまったんでしょうねー。
この作品の中でも出てくるように、「赤ちゃんは元気に生まれてくるもの」という、出産についての世間の甘い認識も一役かってるんじゃないかと。
そこんとこ、しっかりしてくれ〜と、そんなことばかり考えて読んでました。
ところで、ドクター清川、なかなか気に入ってしまったので、また出てほしいです^^;