
大きな馬蹄形、コンクリートのオブジェのような家。
家の内部、ゆるやかなカーブの白い壁には、淡い光が不思議な影を作り出す。
1976年に建てられ、昭和の現代建築の代表とされた住宅。
その住人であった3人の母娘へのインタビューと、インタビューを見た建築家の感想。
ご主人を看取った設計当時の施主の感情そのままの家は、20年後、解体された。
自分たちが住むのでなければ「解体するしかない」…
かなり極限的な3人の感情の流れが、家と人との関係性をまざまざと浮かび上がらせる。
ここまで自分の気持ちに忠実に「家」と付き合える家族は稀だろうけれど、
「家」とは人に対して、こんなにも影響を与えるものなのか、と考えさせられました。
まるで芸術作品のような、家の内部の写真。。。
ため息が出ますが、住む空間としての実用性には相当欠けていたようです。
この家で過ごした家族が、羨ましくもありますが、かなり根性がいるでしょうね…ムム
(2009.2月18日読了)
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