黒い手帳/ハムレット/海豹島
久生十蘭は、戦後から昭和中期にかけ、ミステリーをはじめとする多岐にわたるジャンルで活躍した小説家。
私はこの作家を知らなかったのですが、去年読んだ有栖川有栖【壁抜け男の謎】、倉阪鬼一郎【活字狂想曲】のなかで「黒い手帳」が絶賛されていて、読んでみたくなりました。
どこぞの貴族のように気品に満ちた文体、広汎な知識が滲み出て、格調高く紳士然としている。それでいて、どことなくグロテスク…
「黒い手帳」「ハムレット」の軽妙な語り口で意外な展開をみせるところが有栖川氏、
「海豹島」での主人公の不気味な妄想ぶりが、倉阪氏を連想させた。
今回、大きい活字で軽く読みましたが、次は本格的に読んでみたい。
それにしても、大きい字は目が楽でいいなー。 そういうトシになりました。
(2009.3月6日読了)
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