トラックのタイヤ脱輪による、歩行者の死亡事故。
後に、財閥系自動車会社の不正を暴くこととなった実際の事件を題材に、
事故をおこした小さな運送会社、自社の不正に直面する自動車会社の社員、銀行員らを
描いた企業小説。
警察からも「トラックの整備不良が事故原因」と決めつけられ、八方塞がりになりながら、
社員に支えられ、必死で会社を守ろうとする運送会社の社長。
この社長や社員にも泣かされるけれど、自動車会社・販売部「沢田」の
せせこましくも良心を捨てきれないところが好きでした。
他にも味のある人間たちが多く、こういう小説が読みたかったんだと幸せいっぱいに…。
読み終わって一番気になったのは、事故車の調査を、その車の会社がやっていたこと。
事故車を製造している会社は、事故の当事者でもあるのに、そんなんでいいの???と
思ってしまいました。 そりゃ、不備があっても隠すよねー。
(2009.2月2日読了)
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池井戸潤
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