【蛇棺葬】 三津田信三

蛇棺葬
 怪談作家が聞く話


私は、幼い頃に父に連れられ百巳家に来た。妾腹の私に温かく接してくれたのは
民婆だけだった。ある日、百蛇堂で〈あれ〉に追い掛けられた私を救い出した民婆は、
自身の大切な何かを失い、一気に老けてしまった。やがて祖母が亡くなり、旧家に
伝わる葬送百儀礼の最中、密室の堂内から父が消えた。父はどこに行ったのか。
百蛇堂でなにがあったのか。あれから三十年、私は再び百巳家を訪れる。


幼い頃の記憶のままに謎多く書かれた前話「百巳家の日々」と、長じてから再訪し、
謎が隠れたままに書かれた後話「百巳家の葬送」に分かれています。その土地に
流れる何かが有りそうで、明かされず。解決編は【百蛇堂】に持ち越しです。

関連記事 : 三津田信三
comment

コメントする

trackback

トラックバックURL:  http://kalapanic.com/2010mt/mt-tb.cgi/4305