【愛読者】 折原一

愛読者


覆面作家・西村香を巡る、珍事件の数々。十編の連作短編集。
勝手にファンクラブをつくり、色紙やサインを欲しがる公務員。了解も得ずに
講演会を企画する図書館司書。小説を送りつけ、添削を迫る作家志望者。
熱狂的愛読者の要求は勝手にエスカレートし、やがて悲劇が起こる。


【「狂い」の構造】で解説されたイっちゃっている人達が沢山出てきます。
主役が覆面作家という設定からか、手紙やファックスで話が進行します。
形式としては珍しいですが、進行は愛読者達が要求・妄想を自分勝手に
エスカレートさせ、結果、自爆するという同じパターンです。

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