【鳩が来る家】 倉阪鬼一郎

鳩が来る家


鳩が来る家/骸列車/片靴/裏面/布/爪/少年/古着/
蔵煮/黒い手/天使の指/緑陰亭往来/アクアリウム


以上13の短編集。連作でない、倉阪氏の短編集を初めて読みました。
最初は上品なホラー。そして読み進めると、出ました延髄を刺激する内臓系。


「船が復讐に来る」父は狂死した。「船乗りにならないで」母は首を吊った。
母の言葉に反発し、雄作は船乗りになった。素直に母の言葉を聞いていたら。
だが、もう遅かった。船乗りになった時点で、運命は決してしまったのだ。
そして、嵐の夜に “彼ら” はやって来た。(表題作・「鳩が来る家」)
厭な臭いが幽かに漂うスーパーの、最も奥にある缶詰の棚。
ひときわ暗いその一角に積まれた白い缶詰には、墨文字で “蔵煮” と
記されていた。浩司は、蔵煮の缶詰を2つカゴに入れた。(「蔵煮」)

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comment
 たこΩ
2008年12月 7日 18:59

「怪奇十三夜」も最初はお上品でした。最初はね。
初めて鬼一郎ワールドに触れる人への配慮なのでしょうかね。

 シカフ
2008年12月 7日 20:43

かもね。さすが倉阪氏、人格者だわ。

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