
東京郊外の弁当工場。鬱屈した日常を送る夜勤パートの主婦4人。
このうちのひとりが衝動的に夫を絞殺、他の3人が遺体をバラバラにして捨て、証拠を隠滅する。
この事件が、17年前の猟奇殺人犯の奥底に眠る願望を呼び覚ます引き金をひいた…
犯罪シーン以上に暗い気持ちになる、夜勤パートの人々の鬱屈した日常。
出口の見えない生活から逃れようとする主婦たちが、泥沼にはまりこんでいく。
主婦4人組バラバラ殺人だけでも成り立つのに、他の事件と絡んでいく展開が、
どこまでいくのか、まるで先が見えず、手に汗を握る。
OUT - この閉塞感から逃れられるのか。
中高年の女性は、最後はものの見事に過去を捨てちゃいますね、
篠田節子の【逃避行】然り。
(2008.11月18日読了)
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