
3学期の終業式の日、中学1年生の担任教師が、今日をもって退職することを生徒たちに告げる。
1ヶ月前、彼女の4歳の娘が校内のプールで水死したという事故があり、
生徒たちは、退職はそのためなのか、と問う。
「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
衝撃の告白。その後、章を追うごとに、彼女の本当の目的が明かされていく。
怖い…と思わせる小説には、超常現象・異常人格者などが登場するものと、日常的なものが少しずつ掛け違えていくことで恐ろしい事になっていくという、ふたつのパターンがある。
この小説は後者。
中学生を取り巻く、どこにでもいそうな人たちが、少しずつ破綻を生み出していく。
私自身、この年頃の子どもがいるせいもあってか、ひとり語りの心理描写があまりにも身近に感じられて辛かったです。
作者の湊かなえ氏は、これがデビュー作とのこと。
ちょっとしたセリフの端々で震え上がらせる筆力。凄いです。これから楽しみです。
この本は、以前【悪童日記】を紹介してくれた、Mさんからお借りしました。
モデルさんのような若くて美しいMさん、本の趣味はなかなかブラックです。
これも面白かったー!またいい本があったら、教えてくださいね!
(2008.10月22日読了)

soramove - 
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