ちくま日本文学全集54 織田作之助

ちくま日本文学全集54 織田作之助

先週のニュースで、織田作之助の未発表原稿「六白金星」が
神田の古書店で見つかったというニュースがあった。
織田作之助、読んだばっかり。 なんかタイムリー。 呼ばれましたか…


織田作之助は、戦前から戦後にかけての関西の人。
代表作は、「夫婦善哉」
この文庫にも収録されていました。


ふらふらと、しかし逞しく生きている人を描いている作品が多いなか、
荒唐無稽な「猿飛佐助」が、山田風太郎っぽくて面白い。
「ニコ狆先生」も、くだらなくていい。こっちは、ちょっと漱石っぽい。


「勧善懲悪」も面白かった。
かつて悪徳商法でボロ稼ぎをした仲間が、ほんの僅かのお金に困って、無心にくる話。
語り部の「私」も、落ちぶれて貧乏をしている。
軽蔑しながらも、かつての仲間に愛着がある。見捨ないけれど、利用もする。
嘘っぽくない二人。


関連記事 : 文学・その他小説織田作之助
comment

コメントする

trackback

トラックバックURL:  http://kalapanic.com/2010mt/mt-tb.cgi/4507