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キリスト教会で遺体が発見された。警視庁捜査一課強行班の刑事である大河内茂雄は、
現場に向かう。後頭部をひどく打ちつけられた一体と、祭壇の後ろで両手を切り取られた
一体。二人は《犯罪被害者家族の集い》に参加し、夕食を共にした後に殺害されていた。
調査に当たる大河内は、《集い》に参加していた中条弁護士が、少年の頃に猟奇殺人を
犯していたこと知り驚愕する。更に、大河内が挙動に不審を感じた、被害者の一人である
目取真南美の夫・渉が、妻の遺体を確認後、指紋や写真などの自身の痕跡を自宅から
全て消し去り失踪した。猟奇的殺人者、狙撃者、刑事の三つ巴の闘いの結末は?
香納氏は久しぶりです。薄くない文庫本が上下二冊、しかも仕事がちょっと忙しいという
悪条件でも気にならず、本を開けばいつでも引き込まれてしまいます。占領下の沖縄の
悲劇や警察内部の腐敗を猟奇殺人にからめて、読み応え十分でした。
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曾根崎薫くんは、中学1年生。やや落ちこぼれ。好きなものは漫画誌「ドンドコ」と歴史。
そんな薫くんが、隠れた天才児を探し出す「潜在能力試験」で、全国1位になる。
この試験は、世界的なゲーム理論学者であるパパが問題を作成したもので、
パパはうかつにも、作成中のテスト問題を、薫くんに試していたのだ。
注目されたあげく、文科省のエリート養成プログラムに組み込まれた薫くん。
天才中学生医学生として、東城大医学部の研究室に参加することとなり…
実験の成果を急ぐ教授。その巻き添えを食う、薫くんと研究室の下っ端学生たち。
研究室というところは、どこでも、成果の発表と研究費の獲得に汲々としているのだろう。
中学生・薫くんを通してみた、医学の現場。
その実験は何のため?その成果はだれのため?
曾根崎といえば、【ジーン・ワルツ】に出てきた、あの…。ということは、、、
子どもの成長は、あっという間ですね〜 って違うか。
(2009.6月18日読了)
シカフの【医学のたまご】のレビューはこちら→
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lazyMiki
2009年06月27日 22:38
「ナイチンゲールの沈黙」の彼も出て来ますよね。
海堂作品の時間軸っていうのも、いさか作品ほどではないけど、いきなり飛んだりしますよね。
ところで、たこさんも相棒のシカフさんも、倉阪鬼一郎さんの作品をいろいろ読んでおられるのですね。
私は全然読んだことないんですけど、大学時代のサークルの先輩で、何となく思い出もあるので、感慨深いです~。
(もちろんプロデビュー前ですけど、もうその時点で倉阪鬼一郎で書いておられたので、本名は知らないのです・・・^^;)
たこΩ
2009年06月28日 18:13
おおお!!! LazyMikiさんは、ナマ鬼一郎氏の目撃者!
ここで、倉阪作品を読みまくっているのは、いかにもシカフなのです。
(21冊中19冊…スゴい勢いで読んでますよね)
【活字狂想曲】のなかでは、氏の日常のこと色々書かれていて、すごく面白かったですよ。
パニックホラーの作家として活躍なさっていて、趣味はマラソン、というのも、掴みきれない感じで…
実際にお会いすると、どんな雰囲気の方なのでしょう〜???
【医学のたまご】の「彼」で、【ナイチンゲール】。
手元に【ジェネラルルージュの伝説】がきていたので、分かりました!
あの小僧が、ずいぶんしっかりした高校生になって…
子どもの成長は… って、違いますかね ^_^;;
シカフ
2009年06月28日 18:53
lazyMikiさん、今晩は。 いつもありがとうございます。
ぐはっ、倉阪氏のサークル後輩でいらっしゃる! や、世の中広いようで狭い。
ありびりさんも、角田氏のサークル先輩でしたし。 いやー、驚きです。
シカフも 【ナイチンゲールの沈黙】 の“彼”のことは覚えております。
海堂作品の設定はスゴさは、全ての登場人物が時間と場所を共有して
あの仮想都市に現実感を与えているところ(だと、勝手に思っている)ですねw
lazyMiki
2009年06月30日 00:11
こんばんは~。
シカフさんには、ご挨拶が遅れまして・・・。
もー、ン十年も昔ですねー、大学のサークル^0^;
倉阪氏(先輩諸氏は「鬼さん(オニサンじゃないです。キィさんです)」と呼んでおられたけど)は、無類のネコ好きとかいうことでしたが、ご本人もネコっぽい印象でした。
まあ、ネコにもいろいろいるでしょうが・・・。
とっても無口な方で、いつも静かに隅の方で座ってた記憶。
同人誌に書いておられたので、別の、やはり同人誌に載せておられた先輩に(倉阪氏の作品についてまるで知らぬまま)「倉阪さんみたいな小説を書いておられるんですか?」と尋ねたら、「ボカぁ、あんなぐちゃぐちゃドロドロなもんは書きません!」とビシ!と返されたのがひじょーに印象に残ってます。
・・・だからいまだに読んでないのかも。
サミュエル
2009年06月30日 02:55
倉坂氏の小説は読んだことないのですが、こないだハヤカワ
ミステリマガジンの「猫はミステリの最良の友」に書かれたと
いうので買いました、そして積んであります。愛猫は、
りるちゃんですね、いつかお猫様の出身キャッテリーで
(こっそり)サイン会がないものかと(こっそり)期待してます。
それまでになんか読みたいけど・・・ここでお勧めされてた
「押し入れの千代」読みました。表題作が1番好きですが
他の作品もなかなかでした。
たこΩ
2009年06月30日 23:40
lazyMikiさん、こんばんは!
ナマ鬼ィさん情報、ありがとうございます!!
隅で静かに… このへんは予想通りかなー。
『あんなぐちゃぐちゃドロドロ』、ううう、笑える、、、
私は、小説は1冊しか読んでないんですが、ずばり『ぐちゃぐちゃドロドロ』!!
でも、悪趣味なんだけれど、ビミョーにそれだけではなく…
そこはそれ、読んでみないとわからないので、
天気も良く体調も万全な日などに試してみてくださいませ!
たこΩ
2009年06月30日 23:52
サミュエルさん、おひさしぶりです!
倉阪氏のサイン会、そこに来ている人が、こわいかも。。
積んであるミステリマガジンも、天気のよい気分のよい日に、、、
って、サミュエルさんは、そーゆーの全然大丈夫だったけ?
うーん、でも猫がテーマだから、すごくほろりとする話かもね。
【押し入れの千代】も、イイ話だとか。 読みたいなー。
シカフ
2009年07月01日 22:46
lazyMikiさん、今晩はw
倉阪氏は猫っぽく、他の先輩から「あんなぐちゃぐちゃドロドロ」呼ばわり。
実にナイスですね。「ボカぁ」ですか、「ボカぁ」。もう大ウケですよ~。
また、時々ナマ鬼ぃさん情報教えて下さい。宜しくお願いします。
サミュエルさん、今晩は。
ワタクシも表題作「押入れのちよ」が、一番好きです。
倉阪氏のサイン会・・・是非、行ってみたいですね。
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大阪の油屋の息子・与兵衛は、放蕩をつくし、家を勘当された挙げ句、
金貸しから、返すあてもない二百匁(約20万円*)の金を借りる。
借金の日限に責められ、困り果てた与兵衛は、顔なじみの油屋仲間の店に金の無心に行くが、
ひとり留守番をしていた、妻女のお吉に断られる。
明日までに返せなければ、返済額は一貫目(約100万円以上*)となる約束。
今まで何くれと面倒を見てくれたお吉も、今はあてにならない…
夜も更け、じりじりと追いつめられてゆく与兵衛は…
近松の代表作のひとつとして、有名なこのストーリー。
油にまみれながら、のたうちまわり、お吉を刺し殺すシーンは圧巻です。
この話には、元ネタとなった事件があったそうですが、
よくこんなシーンを考えたものだと感心します。
それに、この与兵衛の性格、【狂いの構造】に出てきたような。
思考を停止させたまま、モラルの敷居をどんどん低くし、
最後はとんでもない理屈で現状打破をはかるという、春日センセの分析そのまま。
先日、歌舞伎座で、与兵衛役・片岡仁左衛門で観てまいりました。
一世一代ということで、仁左衛門が、この与兵衛を演じるのは、今回まで。
すらりとカッコよく、茶目っ気もある青年が、狂気の狭間に落ちていく、、、
さいごは、まるで幽霊がそこにいるかのようでした。。。 取り憑かれてましたね。
仁左衛門さんの与兵衛は、これが最後。 ああ、夢でいいから、もう一度見たい。
*当時の銀の相場はかなり複雑で、あまり自信がありません。目安として見てください。
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やっぴー
2009年06月30日 02:21
先日は、楽しかったですねえ。
ホント、ニザさんステキでした。
はぅ〜、あれからもう10日くらい経ったなんて…。
たこΩ
2009年06月30日 23:31
やっぴーさん、先日はありがとうございました〜!!
ニザさま、真横でしたものね。。。 頭の中で何度もフラッシュバックしています。
残念ながら、まだ夢には出てこないのです。お待ちしているのに!
なぜか、あの日までノーマークだった魁春さんも、フラッシュバック!
自分でも気づかないうちに、お気に入りになっているの…かな〜???
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『胸の谷間にライターをはさんだバニーガールを追いかけて』… 夢から覚めると、
幕末以来下界との往来を拒んだ、仙台沖に浮かぶ「萩島」の、アパートの一室。
未来を見通すカカシの優午をはじめ、奇妙な人物ばかりが登場する。
これは、ルイス・キャロルのアリスの仙台版???
今夢中になって読んでいる伊坂幸太郎のデビュー作。
荒唐無稽な島の住人たちのストーリーが、「孤島」という設定が効いているためか、
意外と違和感なく読めてしまう。
果たして、カカシの優午は、本当に何もかも知り尽くして喋っていたのだろうか。
それとも、孤島の住人たちの幻に過ぎなかったのだろうか…。
「仙台」という現実と、行きつ戻りつしながら、不思議な謎解きを楽しませてくれる。
(2009.6月18日読了)
シカフの【オーデュボンの祈り】のレビューはこちら→
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